接客が命!ナイトワークで大事な接客術・上手な接客のコツを伝授

ナイトワークでの接客のコツ

ナイトワークではホステスやキャバ嬢の接客が重要です。
わざわざお金を払ってお店にやって来るお客様の「要望」を素早くキャッチし、お客様にとって心地良い時間を提供するのがホステスやキャバ嬢の大事な仕事。
そのためのコツを伝授しますね。

①お客さんが「なぜお店に来たか」を素早くキャッチする

キャバクラやラウンジは1時間飲んだだけでもそれなりの料金が掛かります。
高級クラブだとソファーに座った時点で数万円の料金が発生してしまうので、かなりお金の掛かる遊びと言えます。

それだけの料金を支払ってお客様は何を望んでいるのか、ホステスは素早く見抜かなければなりません。
私の場合、お客様が来店される目的は以下のようなものが多いです。

  • 愚痴を聞いて欲しい/落ち込む事があったので癒して欲しい
  • 嬉しい事、楽しい事があったので話を聞いて欲しい/一緒に騒いで欲しい
  • 一人で飲むのは寂しいので、身の上話や世間話がしたい
  • とにかくちやほやされたい/モテる経験をしてみたい
  • 口説き目的/お触り目的

最後の口説き目的やお触り目的のお客様は論外ですが、お客様の表情や動作、言葉から「どんな目的でお店にやって来たのか」を素早くキャッチして、要望に沿った対応をするのがホステスの仕事です。
愚痴を聞いて欲しがっているお客様なら「何か嫌な事でもありましたか?
良ければお話をお聞きしますよ」と笑顔で接すると、お客様は堰を切ったように色んなお話をされます。

自分の目的を満たしてもらうと満足されて、また来店されるお客様も多いです。お店に何度も足を運んでもらうためにも顧客の目的を素早く見極めましょうね。

②気品・立ち振る舞いに気をつける

ナイトワークは接客業なので、お客様に接する時のマナーや言葉遣いはとても大事です。
いくら年齢が近くて気さくな雰囲気のお客様であっても、タメ口や下品で乱暴な言葉遣いのホステスでは興醒めですね。
いくら綺麗なホステスでも「やっほー!」と挨拶して足を開いてソファーに座るようでは座が白けてしまいます。

特に高級クラブはホステスの立ち居振る舞いを非常に厳しくチェックしていますので、下品で乱暴な言葉遣い、雑な接客、男性のような歩き方などはホステスとして命取りです。
ホステスとして長く働きたいのであれば、上品で気品ある立ち居振る舞いや言葉遣いをしましょう。

③お客さんの話を聞きつつ、返すための話題の引き出しを多くしておく

お客様との会話を上手に進めるには、まずお客様のお話を良く聞く事です。
お客様の聞いて欲しい事、話したい事を素早く理解します。

そして「お客様は九州の方なんですね。
九州は温泉も多いし景色も綺麗ですよね!
私、湯布院温泉に憧れてます」と、お客様が話しやすいように話題を広げます。

「湯布院はいいよ。確かに景色も綺麗だし、食事も美味しいしお洒落なお店も多いからね。一度行ってみるといいよ」

「どの宿がお薦めですか?」

「うーん、そうだな」

このようにホステスが話題を広げる事で話はどんどん深まっていきます。
この時重要なのは、お客様の話を聞き話題を広げるだけの見識です。
若い女の子の場合は難しいケースも多いですが、分からない時は「それってどういう意味なのですか?教えてください」と教えてもらうのも良い対応になります。

④褒め上手を目指す

ラウンジやクラブでの主役はあくまでも「お客様」です。
お客様に心地よい空間や時間を提供するためにホステスやキャバ嬢がいるわけですね。そしてお客様に気持ちよく会話してもらうための方法の一つに「褒める」があります。

褒めると言っても、どこから見てもイケメンとは言い難いお客様に「イケメンですね!すごくモテるんじゃないですか?」と見え透いた嘘を言うとお客様は泣きたい気分になるかもしれません。
嘘をつくのではなく「お客様の目がすごく優しそう」「体が大きくて頼りがいがありそう」と、お客様を直接観察して、体の大きさや目元の雰囲気をプラス評価してあげると自然になります。

他にも「声が低くて渋いですね」「IT系の会社に勤めているなんて頭がいいんですね」「素敵な時計ですね」など、本人の身体的特徴や職業、持ち物、趣味など何でも褒める事が出来ます。
褒め上手になると会話のきっかけが掴みやすくなるので、自然で心地よい褒め術を身につけましょう。

クラブ・キャバクラでの接客術の違いについて

クラブとキャバクラとでは接客に大きな違いがあります。
クラブは一人の顧客に複数のホステスやママが付いて接客する「チームプレー」、キャバクラは一人のお客様にキャバ嬢が一人ついて接客する「個人プレー」です。

チームプレーのメリットは他のホステスと連携出来るのでお喋りが苦手でもカバーしてもらえる点ですが、デメリットは目立ちたがり屋で周囲との輪を乱す女の子には向かない点です。
周りのホステスと連携しなければならないので、顧客やホステスの会話に耳を澄ませて、その場に応じた会話や接客をしなければなりません。

逆に個人プレーのキャバクラではカバーしてくれる人がいないのがデメリットです。
ただ個性的で話術の達者な女の子にとっては、自分の能力を100%発揮出来る点が大きなメリット。
自分のやり方でお客様を育てられるにが醍醐味です。1対1の接客なので、セクハラをされてもフォローが入らない点には要注意。
顧客からのセクハラを上手くはぐらかす技術やいなし方が必要ですね。

キャバ嬢・ホステスは接客が命

キャバ嬢やホステスはスタイルが良く美人であれば誰でも出来ると思われがちですが、実は外見よりも接客技術や話術(知識など)の方が大切です。
最初は「綺麗なホステスさんだな」と思っても、話しにくかったりマナーが乱暴だと指名してもらえません。

長く仕事を続けていきたいなら、外見だけではなく接客技術を磨く事が大切ですね。